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海外:コロラド州の食品会社が大腸菌O157:H7 汚染の可能性のある牛肉製品の回収対象を拡大(米国農務省 食品安全検査局 USDA FSIS)

国立医薬品食品衛生研究所 『食品安全情報 No.14/2009』(2009.07.01)より

米国農務省 食品安全検査局(USDA FSIS:Department of Agriculture, Food Safety
Inspection Service)

http://www.fsis.usda.gov/

Colorado Firm Expands Recall of Beef Products Due To Possible E. coli O157:H7
Contamination
June 28, 2009

米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)は、コロラド州のJBS Swift Beef Company
社(6 月24 日にE. coli O157:H7 汚染の可能性がある牛肉製品の回収を発表)が、回収対
象を自主的に拡大し、追加で約38 万ポンドの牛肉製品の回収を行なう、と発表した。
[当該製品の一部は日本にも輸入されており、日本時間6 月29 日に厚生労働省が関係輸
入業者4 社に対して販売中止・自主回収の指導を行なった。]

USDA FSIS は米国疾病予防管理センター(US CDC:Centers for Disease Control and
Prevention)と協力して複数の州で発生した患者24 人(このうち少なくとも18 人が関連
していると思われる)について調査を実施した。その調査結果と、製品の追跡情報および
検査データから回収対象が拡大されることとなった。同社は4 月21 日の牛肉製品製造にお
ける食品安全システムを再調査したところ、当該日に製造された製品の一部に関して安全
性を確認できなかったため、念のため自主回収を行なっている。

対象牛肉製品は2009 年4 月21 日に製造され、全米および海外で販売された。拡大され
た回収対象製品のリストは以下のリンクから入手可能(PDF ファイル)。

http://www.fsis.usda.gov/PDF/RC_034-2009_EXP.pdf

回収対象製品はカットされたままの、部分肉(primal)、ブロック肉(sub-primal)また
は箱詰め(boxed)肉で、通常は挽肉よりステーキやローストビーフに使用されるものであ
る。また一部は他業者によって挽肉製品に加工された可能性がある。消費者にとって最も
リスクが高い製品は、回収対象製品から製造された生の挽肉製品、トリム(trim: 切り落と
し)肉またはその他の加工品である。

詳細情報は以下のサイトから入手可能。

http://www.fsis.usda.gov/News_&_Events/Recall_034_2009_Release/index.asp(6 月24日発表)

http://www.fsis.usda.gov/News_&_Events/Recall_034_2009_Expanded/index.asp
[追加]

国立医薬品食品衛生研究所『食品安全情報 No. 15 / 2009』 (2009. 07.15)より
● 米国疾病予防管理センター(US CDC:Centers for Disease Control and Prevention)
http://www.cdc.gov/
1.JBS Swift Beef 社の牛肉による大腸菌O157:H7 感染アウトブレイク
Multistate Outbreak of E. coli O157:H7 Infections Associated with Beef from JBS Swift
Beef Company
July 1, 2009
米国疾病予防管理センター(CDC)、米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)および
州の保健担当部局は米国の複数州で発生している大腸菌O157:H7 感染アウトブレイクを調
査している。6 月24 日、FSIS は、大腸菌O157:H7 汚染の可能性があるJBS Swift Beef
社の牛肉製品41,280 ポンドの回収を発表した。6 月28 日、同社の様々な部位の牛肉製品
38 万ポンドが回収対象に追加された(食品安全情報2009 年14 号(2009 年7 月1 日)参
照)。州の調査によると、ほとんどのO157 患者が牛ひき肉を喫食し、多くの患者がその牛
ひき肉が加熱不十分であったと報告している。少なくとも患者の一部はこの回収の対象製
品が原因となって発症したと考えられる。ミシガン州の公衆衛生検査機関が1 人の患者の
自宅から回収した未開封の牛ひき肉を検査したところ、DNA フィンガープリントがアウト
ブレイク株と同一である大腸菌O157:H7 を検出した。

同一のDNA フィンガープリントを示す大腸菌O157:H7 に感染した23 人が9 州から報
告されている。このうち17 人はより詳細な解析によりアウトブレイク株への感染が確認さ
れ、他の6 人については検査中である。州ごとの患者数はカリフォルニア(4)、メーン(1)、
ミシガン(6)、ミネソタ(1)、ニューハンプシャー(1)、ニュージャージー(2)、ニュー
メキシコ(1)、ニューヨーク(1)およびウィスコンシン(6)である。
初発患者の発症日は2009 年4 月2 日で、現在のところ最後の患者の発症日は6 月13 日
である。入院の有無が確認されている患者17 人のうち12 人(70%)が入院していた。2
人の患者が溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した。死亡例は報告されていない。情報が
得られた限りにおいて、患者のうち14 人(64%)が男性、年齢の範囲は2~74 歳で59%が
19 歳未満である。

CDC は2009 年4 月21 日以降に購入した同社の牛肉製品が家庭にある場合には破棄また
は購入店に返却するよう強く勧告している。回収対象として追加された各部位の牛肉製品
は2009 年4 月21 日に製造されたものであり、国内外に出荷された。これらの製品はさら
にカットまたはひき肉に加工、再包装された可能性があり、その場合には消費者は包装か
ら回収対象製品であると確認することはできない。このため、購入した牛肉に疑問のある
場合は購入店に問い合わせるよう勧告している。


ブログタイトル変更しました
本ブログは2010年9月21日より「食品衛生インフォメーション」と名称変更しました。
なお、旧タイトルである「株式会社町田予防衛生研究所 社員ブログ」につきましては、2010年10月13日より、当社サイト内にて改めてオープンしました!
コチラのブログにつきましてもどうぞよろしくお願い致します。
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