(http://www.nihs.go.jp/hse/food-info/foodinfonews/index.html)
● 米国疾病予防管理センター(US CDC:Centers for Disease Control and Prevention)
http://www.cdc.gov/
米国の複数州で発生しているNaional Steak and Poultry 社の牛肉と関連した大腸菌O157:H7 感染アウトブレイク
Multistate Outbreak of E. coli O157:H7 Infections Associated with Beef from National Steak and Poultry
Updated January 6, 2010
米国疾病予防管理センター(US CDC)は、多数の州の公衆衛生当局、米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS:U.S. Department of Agriculture’s Food Safety and Inspection Service)と協力し、複数州にわたって発生している大腸菌 O157:H7 感染アウトブレイクに関する調査を行っている。
米国東部時間2010 年1 月4 日17 時の時点で、大腸菌 O157:H7 のアウトブレイク株に感染した患者21 名が全米16 州から報告されている。日付情報が得られた患者では、発症日は2009 年10 月3 日から2009 年12 月14 日までで、ほとんどの患者は10 月中旬〜11月下旬に発症していた。患者の年齢範囲は14 歳〜87 歳、年齢中央値は34 歳である。患者の43%が女性である。患者9 人が入院し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症したのは1名であった。死者は報告されていない。
2009 年12 月初旬にCDC パルスネットで、13 州から報告された同一のDNA フィンガープリントもしくはPFGE パターンを示す大腸菌 O157:H7 株14 株が特定された。各州の保健担当者の疫学調査から、ほとんどの患者が牛肉を、多くの場合レストランで喫食していたことが確認された。現時点で少なくとも一部の患者と最近回収を行なった対象製品との関連が示唆されている。
2009 年12 月24 日、USDA FSIS はNational Steak and Poultry 社による牛肉製品約248,000 ポンド(約 112 トン)の回収を発表した(食品安全情報 No.1/2010 (2010.01.06)、米国農務省食品安全検査局(USDA FSIS)記事にて紹介)。コロラド、アイオワ、カンザス、ミシガン、サウスダコタ、ワシントンの各州における患者と同社の加工ステーキ肉(刃物を使用して軟化させた加工肉)との関連を特定したため回収を行なった。
http://www.cdc.gov/ecoli/2010/index.html
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